Archive for 3月, 2008

2008/03/30

とことんBS2

血を吐きながら見続ける地獄のロードだった『とことん!石ノ森章太郎』が終わったと思ったら、『今日からマ王!』5時間生放送特番って!どこまでオレの日常生活に支障を来たす気か!
ゲストが『マ王!』ファンの芸能人とか声優さんだけとかだったらスルーしようかとも思ってたが、西村監督が出るとあっちゃあ観るしかないじゃないか!というオレの判断基準。
 
 
BS2は他にも、『夜話』シリーズに『熱中夜話』とかいうのが加わったり、『ザ☆ネットスター』がレギュラー化したり、と今後も苦しめ続けてくれるようだな!
 
 

2008/03/30

『とことん!石ノ森』を観て走り書き

・ 『ゴレンジャー』で、機関車仮面あたりからの、ギャグ色が強くなっていく路線への変更を話題にするなら、是非『ひみつ戦隊ゴレンジャーごっこ』(れっきとした石ノ森萬画)にも言及してほしかった。
こういう話題にならなければ気にならなかったかもしれない。
また“特撮”特集ということだったら要らないネタだと思うけど、“石ノ森”特集なんだったら。
 
・ 植田佳奈は“『009』第3シリーズで001の声やってました”、森下千里は“『龍騎』に出てました”、宮地真緒は“『ポワトリン』が好きでした”と紹介しておきながら、すべてそれらの作品の放送とは別の日を担当させるのはなに?サディズム?
 
・ 『009』の、最初の白黒映画版から第1シリーズ、そしてサンライズ版の第2シリーズまで今回放送されたそれぞれのエピソード全てにアニメーターとしてクレジットされてる上村栄司氏は、どんだけ息の長いアニメーターだ。
オレ程度だと、この人の名前を覚えたのは『北斗の拳』あたりからでしかないんだけど、もっとずっと昔からやってるベテランさんだと知ったのはかなり後だった。先に挙げた『009』最初の劇場版の時点で既に原画をやってるもんなあ。そして今年流れているそこらの新作でも普通に名前を見ることができる人だ。素直に称賛してしまう。
例えば第2シリーズの『009』でキャラデザをしてた芦田豊雄なんかも、ついこの前の『脳噛ネウロ』の最終回で原画で参加してたりするけど、あれは自分のやってるスタジオがメインで請け負ってる作品、っていう状況もあるから単純に並べて語るのは適切じゃないな、多分。
 
・ 第四夜、『星の子チョビン』も『幻魔大戦』も、りんたろう監督。惜しいなあ。『空飛ぶゆうれい船』だけ違う。惜しい。(何が?)
 
 
 
・ 基本、過去に観た作品はスルーのつもりでいた今回の特集中で本編を観たもの
 
 
 『ギターを持った少年 キカイダーvsイナズマン』
 
 『がんばれ!!ロボコン』のロビンちゃんが出るシーンだけ
 
 『幻魔大戦』の金田伊功の担当カットだけ
 
 『仮面ライダークウガ 特別編』
 
 『仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS(TV未放映ヴァージョン)』
 
 

2008/03/27

『銀魂』 第99話

コアなファンが付いていてリメイクされることになった某ゲームが、凄く問題を残したままの状態で発売され、それがごく狭い範囲の中ではあるが騒ぎになってる、その発売日に
 
“人生もゲームもバグだらけ”
 
・・・なんていうサブタイトルの話を流してるこの番組。
 
 

2008/03/27

セガダイレクト

ゲームメーカー、SEGAが直営していたECサイト“セガダイレクト”からの最後の荷物が届いた。
 
旧名“ドリームキャストダイレクト”の頃、まだ日本版Amazonなどもなく、ネットショッピング自体に不慣れな頃からの付き合いだった。それなりなお得感と、何よりもここでしか付かない限定特典の魅力。またその特典の内容が、メーカー直営らしさ、というか、ソフトの開発チームと直に相談するなど開発現場に近いところで企画されたり、なにかと独特のノリで作られてる感じが良かった。
 
SEGAファンは、こういう“マイナー感”に弱いんだよ!
 
だが、年を経て、他の通販サイトの充実、多様化の中で次第にここだけのメリット感も薄まり、またオレ自身の“限定もの”なんかへの執着が薄まっていったのも相まって、正直、この2年くらいは、ほとんど利用していなかったのが現実だ。
 
そんな距離感だったけど、だけど、“セガダイレクト終了”という情報を初めて目にしたとき、やっぱり買い物をしたくなってしまったわけだ。安っぽい感傷かもしれないが、最後の義務感のように。
 
 
 
買ったのは『セガダイレクト さよならCD』と、SEGA AGESの『ファンタシースターコンプリートコレクション』の“DXパック”。(ソフトとサントラCDとのセット)
 
この“DXパック”(更に上位版の“スーパーDXパック”)というのが、ここ独自の限定セットの名称として馴染んできたものだ。これまで何パック買ったかなあ。(なんか食料品みたい)
 
『ファンタシー~』には缶バッヂも付いてきた。これはこれで“SEGA AGES”シリーズをダイレクトで買うと、各ソフトに合わせた絵柄のものが1つ付いてくる、恒例の特典だった。
 
だが今回はいつもと違って、缶バッヂは2つだ。
 
SEGA AGESは、この『ファンタシー~』の後に『ファンタジーゾーンII』(紛らわしいね)の発売が予定されている、というかSEGA AGESシリーズもこれ以降の予定がなくて、もう終りか?と囁かれているという状況なのだが、これまでずっとダイレクトでシリーズを買い続け、缶バッヂもコレクションとして楽しんでいた人に対して、サイトの終了で『ファンタジーゾーンII』の分が揃わない、というのは申し訳ない、と、特別に、発売前にも関わらず、しかも別のソフトのオマケとして、これのバッヂまで作って付けてくれた、というわけだ。
最後まで、心憎いことをしてくれる。
 
 
 
実は終了直前のこの数日間、よりにもよってここへきて、なんだか不具合が出てるらしく、サイトの通常のページに繋がらず、電話のみでの対応を告知する旨が書かれたテキストだけの寂しいページしか見られなくなっている。
 
SEGAファンは、この最後の最後での“ダメダメ感”にまで“らしさ”を感じて涙するのだ。
 
 
 
『ファンタシー~』を買ったとか言っても、今、プレイはしていない。
っつか今やってるのは『GGXX AC+』だったりする。まあSEGAからそんなに遠くないゲームだから良いじゃん。
あ、そういえばセガダイレクトで予約してたのを忘れて近くの量販店でダブって買っちゃってショックだったのは『GG XX』だったっけ。
 
 

2008/03/24

『のらみみ』 第11話

2週続けて“どうしようもなく迎える別れの時”をネタにするのは卑怯だ、卑怯だよ!
 
魔女っ娘(ほぼ“なんちゃって”だったけど)までいくと、もはや居候キャラってレベルじゃねえような気がしますよ!っつか、あんなお姉さんと5年間(キャラが来たのは2年生のときって言ってたから)も暮らしてたら、オレなんか確実に、1話に出てたキャラ離れできないままオトナになってしまった青年と同じ末路をたどってるね。間違いないね。
 
男の子のところに居候するのが初めてだったことでの不安や、最近“魔法”を使わなくなってしまったのは、実は陰で努力してそれっぽく見せてただけのハッタリが、子供が大きくなってきて誤魔化しづらくなってきたためだったこと(→結果、ただの“優しいお姉さん”状態になっていた)、などを最後に告白するのなんて、もうね。また本名陽子の演技がね、これまた。
 
最後に“特大の魔法”で姿を消した・・・ように見せかけ、橋の下を必死に走り去っていこうとするのを見つかって、ホントに最後の言葉を交わした後に、向こうのほうの路地に消えていくメリィーを見送る目線の切なさは尋常じゃなかった。
 
 
 
前回のラストの演出もすごく印象的な出来だったけど、あれがたまたま起きた奇跡みたいなもの(だとオレは判断してる)だったとしたら、今回のは演出や作画だけでなく声優も含めて、それぞれの確かな実力が積み重なって構築されて出来上がったものだと思う。
 
そしてどっちの演出にも共通してるのは“引き”方が抜群の効果を発揮していたということ。
“押し”て(或いは“足し”て)何かを伝えるのより、何倍も難しいことだ。