Archive for 10月, 2009

2009/10/27

『BLEACH』

わずか半パート足らずの尺の中でもう、“天貝繍助編”丸ごとかけた分以上に吉良ってキャラの深みを見せてくれたような気がする。こういうところで、今回のオリジナル編は悪くないと考えていいような感触を得る。
だけど、侘助の声は持ち主と同じなの?初めてのケース?
 
そして今回のラスト、諸々の状況なんざカンケーねぇとばかりに全て持ってってしまった更木隊長の唐突な高笑いドッカーンな登場に爆笑。
 
 

2009/10/25

『とある科学の超電磁砲』 #3

ステルスモモの能力は、そーゆー名前でしたか。
石ころぼうしの機能も上段に構えた小理屈をこねると、こんな説明が付くのだね。
 
捕まった彼女、レベル2(と、一応記録されている)の能力者が、たかが“顔へのラクガキ”したってだけで、ずいぶんと物々しい護送するなあ、と思ったが、それよりも能力の悪用、学舎の園?への不法侵入、スタンガンによる傷害、ってことのほうが重大か。
でも、そうなってくると、失恋の痛手からの暴走が手伝ったとしても、それだけのリスクを冒して結局することがラクガキだけ、という、今回のハナシ自体の無理矢理な成立さ加減のほうが気になってきてしまう。
リアリティのバランスが悪くね?
リアリティ?まあ、ただ笑っときゃいいところなんだろうけどな!
(恨みが自分をふった相手じゃなくて彼を奪った人間の“制服”に向かう、という歪み方までは好みなのだが)
 
田村ゆかりがあのポジションの役、というのにも、少々、違和感を感じたのはオレだけか?『けんぷファー』といい、なにかこのところビミョーな役が多い。
 
で、ダミーチェッカーの娘に関するバンクのデータについて美琴と黒子が訝しんでたあたりが、今後への布石なんだろうけど、核心に迫っていく頃になると、またハナにつくつまらん展開になっていったらやだなあという不安。
 
美琴を食っちゃうくらいの佐天さんの存在感とか居る意味とか、黒子や初春の有能さを見せる描写の挟み方とかは、相変わらず上手さを感じるところもあるんだけどなあ。
 
 

2009/10/25

『夢色パティシエール』

 「いちごが作ったんじゃないけど、送っちゃえー」
 
えーどんだけアバウトー。確かに発案は、いちごだけどなー。
それでいいのか、バニラのスイーツ修行。
っつか、それを(いつものバンクシーンで)普通に受け取ってる女王様。
 
 
エンディングでキャストの江里夏の表記が“江里 夏”になってた。このテロップをタイプした人は一体、どういう読みだと思ったんだろうね。
それにしても、このところ『しゅごキャラ!!!』や『ジュエルペット』など、この江里夏の声が、なにやら朝方によく聞かれるようになった。これが事務所移籍の威力だというのか。
 
そして、この声が好物のオレには嬉しい状況。『アニマル横町』の頃からまったく上手くなってなくて実にイイね!あのヘンなイントネーション。ずっと変わらない君でいて。
 
それは、いちご役の悠木碧にも望むことである!
せっかくこれまで踏みとどまってたのに、『キルミンずぅ』と2作品掛け持ちで主役なんてこなしちゃうと、うっかり妙な方向にスキルアップしちゃうんじゃないかと、オレは気が気じゃないんだ!
 
 

2009/10/23

『テガミバチ』

3話でいきなり、あからさまに『ER』の固有名詞が大量に使われたのでビックリしたけど、実はけっこう海外ドラマネタが散りばめられてるのね。
これからは気をつけて見なくっちゃ。
 
 

2009/10/20

『獣の奏者エリン』

ケガ人の中に闘蛇を操ってた側の姿が見えないのは、
証拠を残さない周到さなのか、リランが全員やっちゃったのか、
それともただスタッフが失念してるだけか。
 
 
ここからはボヤき。
 
以前、リランがエリンに大ケガをさせちゃった回の感想をネットであちこち見て回ってたときに
 
“あまり血生臭い描写は勘弁して欲しい”
 
というようなことを書いている方がいた。
 
この作品をどういう気構えで観てるかにも寄るかもしれないが、描こうとしているドラマに説得力を持たせるのには必要最低限に過ぎないレベルだと、オレなんかには思われるあの程度のもので拒否反応を示してしまうというのは、少しばかり感受性が脆弱すぎないか?などと思ってしまった。あの人は、今回みたいな展開になると、観るのを止めてしまいかねないのだろうか?(未確認)
 
他のすべての部分を肯定していながら、ただこれだけのことで、作品から離れてしまうような人がいるとしたら、それはとても寂しいことではないか。
 
そして、これに類するのは“血生臭い描写”に対してだけに限ったハナシではない、という気がする。
 
百合くさいから、
BLくさいから、
エロゲくさいから、
ガキ向けっぽいから、
ノリが古臭いから、
鬱展開だから、
絵柄が苦手だから、
パンツじゃないから、
 
いささか乱暴にすぎるけど、こんなことを理由にいきなり作品全てを拒否するのだって同列に思う。
 
まあ所詮は趣味や娯楽なのだから、その程度のことで振り分けてなにが悪い、ムリして観るってのもおかしい、と言われればそれまでかもしれない。
 
だけど、いつ頃からだろう、多分、後付けで自分が“オタクであること”を自覚しちゃったような人たちが大っぴらにそこらでもの申すような時代になってきてからだと思うが、
 
情報量はあっても付和雷同しやすく、個々を見れば柔軟性の貧しい視野しか持ち得ず、あまりにも表層的なところで、そして即断で飛びつきやすいところで作品の評価を定めてしまい、簡単に作品を否定したり、逆に過剰に称賛したり、という流れができていないか、そういう輩をよく目にするようになったなあ、というモヤモヤが、オレに中にずっとわだかまっているわけであり、それが今回のようなケースに当たると俄かに頭をもたげてきてしまうのである。