Archive for 12月, 2009

2009/12/22

『ファイト一発!充電ちゃん!!』

木村真一郎作品で、最終回のOPとEDに、映像はいつもと一緒だけど特別SEを付ける、っていう演出を使い始めたのっていつからだっけ?前作『PIPOPA』でもやってたけど、もっと前からだっけ?
これで最後っていうスペシャル感を出すにはお手軽っちゃお手軽なサービスだけど、否定はしない。
 
“あきらめないで(はぁと)”っていうプラグのラスト・メッセージの直後に、
 
  「あの頃は、みんな、がむしゃらだったんだよねえ・・・」
 
ってヴァンプ様がつぶやく『サンレッド』のCMが入って吹いた。
 
二期とか平気で作れそうな、完全に決着を付けてはいない内容だったけど、それでもこれくらい纏まってるだけで、まあそれなりのデキだったように感じてしまうのは、他がこの程度にさえ届いてない、ソウジャナイ終わらせ方の作品が多すぎる、ってことかもなあ。
 
 

2009/12/04

『新・三銃士』

本放送開始前の特番で、三谷幸喜が現場スタッフへの嫌がら・・・いや、挑戦として、“吊り橋”のシーンを用意してみたと予告していた(何が“挑戦”かといえば、橋の下になんの遮蔽物もない状況というのは、そのまま撮影したのでは人形の繰演者がばっちり画面に映り込んでしまうからで、それをどう回避するかということだ)。現代の人形劇技術への果たし状。然していよいよ、その場面と相成った今回はどうだったか。
 
 
橋をすいすいと、或いはヘッピリ腰で渡りゆくキャラ達、
 
その下は見事に、谷間が広がるのみだった。
 
橋の上の人形たちには確かに“操り棒”が繋がっているが、橋の下、その先に在る(いる)はずのものは全く映っていなかった。そして、特番での前フリを聞いてなければ、ひょっとして何気なく観て過ごしてしまったかもしれない、それくらい自然な見せ方でもあった。
(とはいっても、カメラを引いたカットのアングルはかなり限定的だったし、下が映らないように工夫したカットも多用されてたので、やはりそれなりに手のかかる処理だったのかもしれない)
 
VFX的なものは色々想像できるけど、それでも実際にどういう撮り方をしたのかは知りたいなあ。
 
今回はつまるところ、その吊り橋上を行ったり来たりのみ、ほぼその場だけでの展開という内容だった。いかに、ここを見せ場としたかったというか、意気込みの顕れだったろうか。なにしろラストは、橋すら落ちて何も無くなっちゃった谷間、その中空を、ボナシューに大跳躍させる、というアクロバットまで見せるのだから。
 
 
っつか三谷さんは、どんだけボナシューのキャラを立たせたいんだよとも思ったよ。「こ~~んすた~~んす、」って、あの声が、一度聞くと呪詛のようになかなか頭から離れないこの頃だ(高木渉の功績も大きいね)。
 
 

2009/12/03

『キディ・ガーランド』と『乃木坂春香』で

こうも立て続けにあの女性声優さんの
“17歳”ネタが使われてたりするのを観ちゃうと
今のアニメはほんと、
狭いところでグルグルやってんだなあ、
という気分になってきて鬱。