『ジュエルペット てぃんくる☆』 #1

うわー、なんだこのルビー！“ちゅど～ん”がないとかそんなレベルどころのハナシじゃねえ！なんだあのベシャリは！
前作観てた身からすると「な～にをカマトトぶった声出して目キラキラさせてカワイイこと言ってやがんだよこいつ、とっとと素に戻れよ～ぅ！」なんつって耳でもひっつかんでブンブン振り回したくなるぅぅ！
　
人間側は全員、新キャラに総取っ替えな上に基本ラインから前とまったく違うデザイン路線なので、まだ大丈夫だけど、ジュエルペットはデザインもほぼ変わらずキャストもヘタにそのままだから気持ちの切り替えがしんどいじゃないか。他のジュエルペットは、まだあんまり目立ってないけど、どうなってるのかなあ。
キングは“志村けん”じゃなくなってたりすんのかなあ。
ガーネットやサフィーは、今回のわずかな出番を観た限りではそんなに変わってなかった気はするが油断できないのかな。
　
それだけに限らず、ルビーたちのパートナーになる女の子たち（オープニングで各キャラのバックに書き込まれてたプロフィールは、ついじっくり読んでしまった）の年齢が前作より引き下げられてることも一端として、作品全体が前作のとんがった部分をすべて排除したような、なめらかで正統派女子向けノリのピュアピュアオーラ漂う雰囲気で整えられてるのが、
　
サンリオがアニメ化に際して求めるものは、こっちが本来の路線だろうなとは思うし（それでいうと『シュガーバニーズ』なんかと近くなっちゃったか？）これがまったくの新規作品だったらまったく問題なく受け入れられたはずだったろうけど、
　
なにしろ『マイメロ』からのノリに馴染んできてる上でのこれには、すんなり入り込めるようになるまでちょっと時間かかりそうだよ。
　
　

『ジュエルペット』&『クロスゲーム』最終回

『ジュエルペット』 #52(終)
　
ジュエルペット・オールスターズによる怒濤の連続ジュエルフラッシュ攻勢は『マジレンジャー』最終回の家族戦隊の口上畳みかけ、を思い出した。
そして脇キャラの扱いでなんだかモヤモヤする気分は、ついこの前『フレッシュプリキュア！』で味わわされたものに近い気がした。
そんな、良くも悪くも悪くも、前川淳らしさに溢れる脚本に思えた。
　
（新シリーズのシリーズ構成は島田満で、これは楽しみなところだ）
　
なので、それ以外の良かったところは佐々木奈々子監督が加えたものに違いない、などという偏った勝手な思い込みはダメですか？
　
（新シリーズの監督は山本天志で、これは心配なところだ）
　
　
　
『クロスゲーム』 #50(終)
　
本編前の“夢見る青葉！”から最終回の雰囲気を醸し出してくれるのが良い。CM枠で盛り上げてくれるのって珍しい。
　
試合のクライマックスが“見逃しのフォアボール”ってのが実に、この作品らしかったな。
　
各人、納まるべきトコロに納まったって感じだけど、唯一、水輝だけは、当て馬役にすらならないまま、最後まで出張ってた割には持て余されてた感のあるキャラだったように思うのだが。
　
そんなことよりなによりこの番組は、アニメでちゃんと原作の最後まで見せてくれたことが嬉しいじゃないか。そうじゃない作品が多くて泣ける昨今だからねえ。
　
一時期は『アスラクライン』と並行して聞けたりもした入野自由＆戸松遥コンビも、とりあえずは聞き納めかあ。